コラム|結城市周辺エリアにて一般歯科・歯周病治療・予防ケアの歯医者をお探しの方はまで

診療時間 月 火 水 木 金 土 日 祝
09:00~12:00 ● ● / ● ● ● ● /
14:00~19:00 ● ● / ● ● ● ★ /

★:日曜午後 14:00~17:00
休診日:水曜・祝日

〒307-0001
茨城県結城市大字結城11753-6

tel. 0296-33-2212
WEB予約はこちら▶
ご家族・お子さまとご一緒など、
複数人でのご予約の場合は、
お電話にてご連絡ください。
  • 診療時間
  • アクセス
  • メニュー

虫歯と知覚過敏はどう違う?しみる症状の原因と4つの見分け方、治療法をわかりやすく解説

虫歯と知覚過敏はどう違う?しみる症状の原因と4つの見分け方、治療法をわかりやすく解説

「冷たい飲み物で歯がキーンとしみる」「この痛みは虫歯?それとも知覚過敏?」
歯がしみたり痛んだりすると、不安になりますよね。
歯がしみる原因はいくつかありますが、特に多いのが『虫歯』と『知覚過敏』です。
どちらも「しみる」という点では似ていますが、原因も治療法も異なるため、正しく見分けることがとても大切です。
この記事では、虫歯と知覚過敏の「構造や状態」「原因」「見分け方」「治療法」の違いについて詳しく解説します。
痛みがあるとつらいことはもちろん、治療しないままでは悪化してしまう可能性もあります。放置せず、早めに原因を確かめて適切な処置を受けましょう。

【構造や状態】虫歯と知覚過敏の違い

まずは、虫歯と知覚過敏がそれぞれどのような状態なのかを見ていきましょう。

虫歯:歯が溶けて穴があく病気

虫歯は、口の中の細菌が出す酸によって歯が溶かされ、穴があいていく病気です。
歯は外側から「エナメル質」「象牙質」「歯髄(神経)」の3層構造になっています。
初期段階でエナメル質だけが侵されている間は、ほとんど痛みを感じません。
しかし、象牙質まで進行すると、冷たいものや甘いものがしみるようになり、さらに神経まで達すると強い痛みが出ます。
虫歯は進行性の病気で、自然に治ることはありません。症状が軽いうちに治療することが重要です。

知覚過敏:象牙質が露出して刺激に敏感な状態

知覚過敏は、歯が溶けたり穴があいたりしていないのに、刺激に対して一時的な痛みやしみを感じる状態です。
エナメル質のすり減りや歯茎の下がりによって象牙質が露出し、刺激が神経に伝わりやすくなります。
知覚過敏は軽度であれば自然に落ち着くこともありますが、
歯周病や歯ぎしりなどが原因の場合は、根本的な治療が必要になります。

【原因】虫歯と知覚過敏の違い

症状は似ていても、原因は大きく異なります。

虫歯の原因

虫歯の原因としては「細菌(虫歯菌)」が知られていますが、原因は一つではありません。以下の4つの要素が複雑に絡み合い、虫歯が発生します。

細菌

口腔内の細菌(ミュータンス菌など)が、プラーク中で糖を分解し酸を生成する。細菌の量や活動は口腔内の衛生状態や食生活に左右される。細菌の数が多いほど、虫歯になりやすくなる

糖質

歯を溶かす細菌のエネルギー源になる。甘い食べ物や飲み物を多く摂取したり、間食の頻度が高いほど酸の産生が増え、虫歯が進行しやすくなる。粘着性のある食品は歯に残りやすく虫歯リスクが高い

歯質

エナメル質の強さ、唾液の質や量は遺伝が影響し個人差がある。エナメル質が薄い人、唾液の分泌量が少ない人は虫歯になりやすい傾向にある

時間

細菌が活発化する時間が長いほど、虫歯のリスクが高くなる。間食の頻度が高い、だらだら食事をするなどの習慣は虫歯リスクを高める。
「糖質の多い食事」は「細菌」を増やし、虫歯になりやすい口内環境を作り出します。
そして、虫歯になりやすい口内環境でいる「時間」が長いほど虫歯リスクは高まります。
唾液には自浄作用があり、食べかすや細菌を洗い流して、虫歯を防ぎますが、「歯質」が弱かったり唾液の量が少なかったりすると、虫歯になってしまいやすいのです。
虫歯予防は、この4つの原因の重なりをなくすことが基本です。

知覚過敏の原因

知覚過敏は、象牙質が露出することで起こります。主な原因は以下の通りです。

  • 強い力での歯磨き
  • 酸性の飲食物による酸蝕
  • 歯茎の退縮
  • 歯ぎしり・食いしばり

特に歯ぎしりや食いしばりは、歯のすり減りや「くさび状欠損」を引き起こし、知覚過敏を悪化させることがあります。

【4つのポイント】虫歯と知覚過敏の見分け方

完全な自己判断は難しいですが、次の点が目安になります。

① 歯の見た目

虫歯:黒ずみ、穴、欠けが見られることがある
知覚過敏:見た目に大きな変化がないことが多い。歯の根元が見えているのがご自身でわかることがある。

② 痛みの強さの変化

虫歯:進行とともに痛みが強くなる
知覚過敏:痛みの強さは比較的一定

③ 痛みの続く時間

虫歯:何もしていなくても痛むことがある
知覚過敏:刺激を受けた瞬間だけしみる

④ 叩いたときの反応

虫歯:叩くと響くような痛み
知覚過敏:ほとんど痛まない
※あくまで目安のため、確定診断には歯科受診が必要です。

【治療法】虫歯と知覚過敏の違い

虫歯の治療

虫歯は進行度によって治療内容が変わります。

  • CO(痛みなし)
  • C1(痛みはないが冷たい物がしみることがある)
  • C2(食べ物がしみる、ときどき痛む)
  • C3(強い痛みがある)
  • C4(神経が死に突然痛みが消失する、膿が溜まると再度痛む)

C1やC2の場合、まだ虫歯の範囲は大きくないため、虫歯部分を削ってコンポジットレジン(歯科用プラスチック)や詰め物(インレー)で修復する比較的軽度な治療で済むことがほとんどです。
しかし、C3に進むと神経が炎症を起こし、強い痛みが出て、根管治療(歯の神経が入っている内部の清掃・消毒)が必要になります。
C4では歯の大部分が失われ、多くの場合で抜歯が必要になります。
歯の寿命を延ばすためにも、痛みが出ているなら放置せず、早期発見・早期治療が大切です。早くに治療を始めるほど、痛みの少ない治療がしやすくなります。

知覚過敏の治療

知覚過敏は、原因や症状に応じて以下の治療を行います。

知覚過敏用歯磨き粉の使用

知覚過敏用の歯磨き粉を使う際のポイントは、「しみるところに知覚過敏用の歯磨き粉を塗っておく」ことです。歯磨きしてゆすいでしまうと、歯磨き粉が流れてしまいます。そうすると、知覚過敏の効果が発揮しにくくなります。知覚過敏用の歯磨き粉の効果を出すためには、「一定時間歯の表面に歯磨き粉が付着していること」が大事です。
知覚過敏用の歯磨き粉は

  • 知覚過敏を抑制する成分を含んでいる(「硝酸カリウム」もしくは「乳酸アルミニウム」)
  • フッ素が含まれている(▪️研磨剤無し)

です。

「硝酸カリウム」は神経の過敏性を抑制し、「乳酸アルミニウム」は象牙細管(刺激を伝える管)をブロックする成分です。
また、「フッ素」には、歯を強くする作用があります。
歯磨き粉を探すときは、上記のポイントを押さえて選ぶといいでしょう。

薬剤やコーティング剤の塗布

歯科医院では、知覚過敏の部位に薬剤やコーティング剤を直接塗布する治療を受けられます。
1回だけでなく数回の塗布が必要になることもありますが、施術は短時間で済み、削ることはありません。この施術と併せて、知覚過敏用の歯磨き粉をご自宅で使うとなお良いと思います。

詰め物による保護

くさび状欠損のように露出範囲が広い場合は、欠損部分にコンポジットレジンを詰めて修復するケースもあります。
コンポジットレジンは歯の色に似た色をしているため目立ちにくいですが、経年劣化による変色、欠け、脱落が起こることもあります。

歯ぎしり対策(マウスピースなど)

歯ぎしりや食いしばりによって知覚過敏が起こっている場合は、原因の治療が必要です。
ナイトガード(マウスピース)の使用、噛み合わせ調整、ボトックス注射などで治療します。

重度の場合は神経の処置

これまで紹介したような方法で治療しても改善が見られず、痛みが強く生活に支障が出ている場合は、歯の神経を除去することで痛みを感じないようにするケースもあります。
ただし、歯の神経を抜くと歯が変色したり、歯がもろくなったりするなどデメリットが多いため、あくまで他の治療法で改善が見込めない場合に最終手段として行われる方法です。

まとめ

歯がしみる原因は、虫歯とは限らず知覚過敏の場合もあります。
しかし、見た目だけでは判断できない虫歯が隠れていることも少なくありません。
しみる・痛む症状がある場合は、自己判断せず歯科医院で検査を受けることが大切です。
あらかわ歯科医院では、精密な検査と丁寧な説明を行い、できるだけ痛みの少ない治療を心がけています。
「虫歯か知覚過敏かわからない」「様子を見ていいのか不安」という方も、お気軽にご相談ください。

< 前の記事 親知らずが痛むのはなぜ?原因と自宅でできる応急対応を解説
虫歯と知覚過敏はどう違う?しみる症状の原因と4つの見分け方、治療法をわかりやすく解説
次の記事 > 虫歯じゃないのに奥歯が痛い?考えられる原因と対処法|夜に痛む理由も解説
虫歯と知覚過敏はどう違う?しみる症状の原因と4つの見分け方、治療法をわかりやすく解説